セカンドビザの話

ワーホリのファーストビザが2週間後に切れてしまうので
セカンドビザの申請をした。

セカンドビザ申請方法というサイトをみながら移民局の入力フォームでポチポチやったら
1時間くらいで申請できた。

メールを確認すると ｢ブリッジングビザになりました｣という通知があった。

セカンドビザが降りるまで🇦🇺にいていいよという橋渡しのビザだそうだ。

色々情報をみていると
20人に1人とか100人に1人とか運が悪いらしい。最近になって移民に厳しくなったとか色々あったけど、まあ待つだけだ。

オーストラリアにいれるならもう少しいたいという気持ちはあるけれど
でなくならなければなった場合それもタイミングと思い他の国にいってみたい。それくらいの心境だ。

とりあえずセカンドビザの申請書類をもらったので
今いる街と仕事は残り1週間で離れることとなった。

次はアデレードの方面に向かう。
アデレードが一応目的地だが、その途中で良さげな街があったら立ち止まってそこにしてもいいかなと思う。

ゆらりゆらりといきたい

Take

本の話

日本を出てから1年と3ヶ月経った。

オーストラリアでは大きな街には日本食店やアジアンフードショップもあるから食に関しては困らない。

たまに恋しくなるのは銭湯と小説だ。

日本にいた頃、何もすることがない休みの日は、昼から銭湯に行き、帰りにBOOK・OFFで小説を買って帰ったりした。どちらも500円以内で住むからお金のない時の暇つぶしには都合がよかった。

唯一、日本から持ってきた本がある。
ピースの又吉さんが書いた｢東京百景｣という本だ。
東京の色々な場所にまつわるエピソードを描いたエッセイ的な本だ。

その一つ一つが面白くて、言い回しも好きだ。たまに独特の難しい表現があるのだが、何回も読み込んでいくうちにすっと入ってくる。

僕の好きな一節にこんなところがある。
｢本当の地獄というのは必ず孤独の中ではなく社会の中にある(中略)だから人間が嫌いかと言うと全くそんなことは無い。僕が今まで好きになった人間は一人残らず人間だった｣

この部分を読んだ時すごく面白くて何回も繰り返し読んだ。

オーストラリアに来た理由の一つに日本での仕事や人間関係に、少し疲れを感じて1度離れてみようと思ったことがある。
人が嫌いな訳では無い、ただ何か1人になりたかったのだ。だからこちらにきてからも、3、4ヶ月程度で街を転々としてきた。

たまに家族とLINEで連絡を取ると｢(新しい街で)友達できた？｣と聞かれて説明するのが億劫で｢ぼちぼちだよ｣などと返すが、
本当のところは
｢1人になりたくて旅をしているのに、なぜ友達を作らねばならないのか｣と思う。

親心からしたら子供の頃からの延長で｢(学校で)友達できた？｣という感覚に過ぎないのだろうし、それに対して｢友達って必要かな、、？｣などと返せば余計な心配をかけるだけだろう。

スナフキンも言ってたじゃないか。。
｢旅とは孤独になるためにするのさ｣と。

散々1人の時間を過ごしたらやっぱりバランスを取りたくなるのか、また人と関わりたくなる。
この街も4か月前に来た時は1人だったけど、知らぬ間に色々な人に助けてもらい気づけば信頼できる仲間が出来た。

だけど、それに固執することなく、また2週間後、新たな街へ行く。

｢必要な時に必要な人が現れる｣これは僕の尊敬する先輩がよく言っていた言葉だ。

いろんな人の言葉に支えられて僕は生きている。
そしてまた少しの間一人の時間と向き合い、その後の新たな出会いを楽しみにしている。

Take,,

いい歳して涙した話

僕は28歳だ。アラサーだ。高校生からみたらおっさんだろう。現在奮闘中のサッカー日本代表の平均年齢28歳。｢おっさんJAPAN｣と言われている。
まあ年齢なんてただの数字だ。
だが、たまに気になることもある。

そんな僕が涙してしまった。
恥ずかしい話だがもう起きてしまったことなのでblogにする。

事件は昨日の仕事で起きた。
昨日は人手が足りなかったからかいつもより忙しく、僕も普段と違うパートの仕事をしていた。みんな忙しそう。だんだんと溜まってゆく肉の箱。。
周りの🇦🇺数人がイライラしていたことは気づいていた。
オージー｢Take!☆▽▲♂※ゝ□仝々＊〒？！｣
Take｢ん？こう？ ok！｣(なんか指示された！はやすぎてわからん、こうか？えいっ！)
オージー｢fuck!＊ゝ々※仝○▽☆☆^♡○」◆○ゝ！！｣
Take｢oh,sorry,, ｣(怒られた！でもなにいってるかわからん！)

という感じで何度も怒られた。

怒られるのはいい、僕がミスをしたのだろう。ただどんどん英語が早くなっていき何を指示されているのか、何を怒っているのかさえも理解出来ず、自分に対して悲しみと情けなさを感じた。わかったのは怒りをぶつけられたということだけ。
そのまま大幅に時間をオーバーし休憩時間になった。

休憩もおわるころ、どんよりとした顔で入ってきた僕に気付いた韓国人の友人数人が
｢いまおわったの？｣
｢なんか顔色悪いよどうした｣と声をかけてくれた
ぼくは
｢なんでもないよ｣といいながらパンをかじった。
そのうちの一人の女の子が
｢Take なにがあった 話してみて ｣と言った瞬間
抑えていた悲しみと悔しさが涙となって溢れ出た。
大の男が5こも6こも下の女の子の前で泣けないとすぐに背を向け｢大丈夫ありがとう｣と手で制したところ｢ok,時間を置いて｣肩を叩いてくれた。

男が泣くのはかっこ悪い。しかもいい歳して。
でもこうして、素直に感情が出せて辛い時に手を差し伸べてくれる友人を持って僕は誇りに思う。
その一言にどれだけ救われただろうか。

誰かが困っていたら今度は僕が手を差し伸べよう

優しくて強い人間になりたい

Take,

車の話

オーストラリア🇦🇺にきて車を買った。
3年前の自分に言ったらとても信じられないだろう。
20代前半だった僕は夢追い人で
お金もなく家には冷蔵庫も洗濯機もテレビもなかった。
ご飯はいつもバイト先のまかないと、先輩や、馴染みのお客さんに連れて行って貰っていたし、服もバイトの店長のお下がりを着ていた。まあ、お金がなかった。

東京に住んでいたこともあって必要性を感じたこともなく車のことを考えたこともなかったが。

26歳になった時に初めて正社員として1年間働きお金を貯めて🇦🇺にきた。
とにかく🇦🇺は広い日本の20倍の面積がある。
大都市はまだしも交通機関が充実していない街がたくさんある。
歩いていたらとてもいろんなことが間に合わないのだ。
最初の頃は周りの人に乗せてもらっていたが、本来気ぃ使いの僕はだんだんとそれがおっくうになっていって🇦🇺にきて1週間後には｢こっちで貯めたお金で車を買うぞ｣と決めた。
ゴールドコーストの寿司屋で働きながら2ヶ月後には2700$(25万円ほど)で車をGETすることが出来た。
目標を達成できたという充実感があった

ワーホリで来る人には車を買うことをお勧めしたい。🇦🇺は賃金が高いししっかり働けばすぐにお金が貯まる。
その後、出国するときに売ることもできる。

車を買うと言うより｢自分の自由に使える時間｣を買うのだ。

ただでさえ広いから移動に時間がかかるし車がないと仕事探しも狭まるし仕事が決まってもほかの人に乗せていってもらうことになるかもしれない。そうなると必然的に周りに合わせることになる。
ファームやファクトリーに行くと、田舎町だからその街に軟禁状態になる。

車を買ってよかったのは、自分のタイミングで1人で動ける。これはでかい。
そうしてゴールドコーストからメルボルンまで2000キロ弱のんびりとやってこれた。

また以前のブログで少し書いたがルームメイトと相性が合わず家にいたくない時期、車の中ですごしていた。この空間があったからだいぶ助かった。

そしてもし車を買ったら、
周りの人を助けてあげてほしい。
空いた時間、暇な時間は無理をしない程度に他人につかうことも大切だと思う。

それでは。
Take,

SNSの話

先週、ふと思い立ってblogとTwitterを始めた。
🇦🇺に来てもうすぐ1年が経ち🇯🇵に戻った時のことを考えていたら
旅するライターっていいな、やってみたいなと思いある会社の募集事項を見たら、ＳＮＳアカウントの入力欄があった。
そしてすでに80人応募しているらしかった。

そこで｢元からそういう文章書いたり何かを発信してる人のがいい｣と当たり前のことに気づき
連絡先交換のためのFacebookしかなく、数回しか更新したことのない僕はこらだめだ、と思ったので(一応応募はした)
遅ればせながらTwitterとblogをはじめることにしたのだ。

このSNS全盛の時代にやっとだ。

今までなぜやっていなかったかと言うと
それに人生を支配されるのが怖かった。

🇫🇯留学していたときに周りの多くの人が写真を撮ってupしてるのを横目で見ていたが、
皆が同じことをしている怖さ、そして、複数の友人のFacebookを覗くと角度が違うだけの似たような仲間が写っている写真が並んでいて、なんとなくもやもやした気持ちを感じた。
写真を加工したりして｢いや、もはや実際の景色の色と違うじゃん｣とか｢実際より良く見える｣という詐欺になることが嫌だった。
ＳＮＳの為にわざわざ時間をとったりうそをついたりするならその一瞬の風景や人との時間を楽しみたかった。

つまり嫌いだった。

しかし
オーストラリアのトンガラという街に来て今ここにいる🇯🇵人は自分だけだと思うと なにかを伝えたくなったのかもしれない。

時間が経つにつれて細かな記憶は忘れていってしまうし、せっかくなら残していこうと思った。

まあとにかく、ブログとTwitterを始めたのだ。
拙い文章でも嘘は書かないと決めている。
まだ読んでる人も殆どいないが、
しばらく続けてみる。

それでは
Take

時間の話

🇯🇵にいた頃とにかく時間に追われていた。

大学まで部活に所属したり、
休みの日に研修と称してスタッフみんなで富士山に登る居酒屋や、やたらと発声のいいラーメン屋で働きながら芸事の世界に数年いたりと、
割と体育会系の環境ばかりにいた。
遅刻などは言語道断 犯罪のように捉えていた。それによって仕事や信頼を失う人をたくさん見ていたので
自分自身 時間に厳しかった。

プライベートでも
当時の彼女が連絡もなく5~10分の遅刻を繰り返したことに嫌気がさし待たずに帰ったこともある。
5分10分でだ。
ちょっと病的だったかもしれない。
ところが
今は
平気で1時間くらい待てるようになったし気にならなくなった。
東南アジア🇹🇭🇰🇭などを回ったり
フィジー🇫🇯にいってからだとと思う。
バスや電車が時間通りに来ないのは当たり前、🇫🇯に関してはバス停や時刻表もなかった。フィジータイムという言葉があり
のんびりいこうよという雰囲気があった。

今いる🇦🇺でも数人で車に乗り合わせて買い物や仕事に向かうんだけど
色んな人種の人がいていろんな環境で育ってきたんだから考えが違って当たり前。という気持ちが持てるようになった。

まあなんというか最初から何にも期待しなくなったというか、いろんな考えがあるとしった知った

もちろん仕事の遅刻はよくないけどね。

労働時間が🇯🇵の時より短くなって
田舎町で特に何もすることがないということでゆとりがあるのも大きいのかもしれない。

とにかく待てるようになった。

あの頃5分10分急いで何がしたかったんだろうか。楽しい時間を増やしたかっただけなのに、自分の正義を押し付けていただけな気がする。
今は空いた時間を自分のために使おうという風に思える。

時間を守るのは大切
今でも待たされるのはいいけど自分が待たすことはしたくない。
愛されるよりも愛したいまじで
(関係ない)
そんな気分になっている

少しゆとりを持ってのんびり行きましょう。

最後まで読んでくれた方
時間を使ってくれてありがとう

それでは
Take,

ルームシェアの話

こんばんわ 🇦🇺からtakeです。

🇦🇺で家を借りるとなると基本的にルームシェアになるのだけど
実は僕は🇯🇵にいた頃から
22歳で実家を出てから6年間ずっとだれかしらとルームシェアをしている。

その中で気づいたメリットとデメリットを紹介していく。

メリット①家賃が安くなる
当たり前だけど。
🇦🇺ではオーナーに決まった部屋ごとのお金を払うのでちょっと違うけど🇯🇵だとひとつの家の家賃を折半になるので大分助かる。
僕は東京の浅草に5年間住んでいたが2kのマンションに仕事仲間と2、3人で住んでいたので毎月3万から4万弱に抑えられていた。
メリット②話し相手がいる
これはすごく大きい
しんどい時しんどいなぁって一言言える人間がいるのは本当に違う。
ただこれルームメイトとの相性が大きく関係する。
メリット③人として成長できる
仲が良くても他人は他人。
一緒に暮らしてると空気で相手の嫌に感じてることがだんだん察知できるようになる。
自分の嫌だなと思うこともハッキリしてきて
これはしないようにしようと思う。
デメリット
相性悪いと本当に家にいたくなくなる
🇯🇵にいたときは友人同士で住んでいたから大きなトラブルはなかったけど
🇦🇺では家を決めるときに必ず先に誰かが住んでいる。それはもう運。会えるなら入る前に先に住んでいる人にあった方が絶対にいい。
2、3言話せば思いやりのある相手かどうかはすぐわかる。

デメリットは以上。
唯一にして最大の難点。
細かいことをあげればキリがないけど全部これに繋がる気がする。

僕は今まで何人だろう10人以上は一緒に住んできて大概なんでもよくなっているけど1人だけ本当に細かい人がいて
家にいたくなかった。
ただ大多数はほかの友人よりも
楽しいのもしんどいのも一緒に過ごしてした戦友みたいな感覚が強い。

あ、あと🇯🇵だと彼女とか呼びづらいってのもあったな。

やめた方がいいと思うのは家も職場も一緒と状況。これはしんどい。
🇯🇵にいた頃
友人と家も職場も一緒で上手く行かない時は本当にお互いしんどかった。仕事のストレスと生活のストレスが混ざってしまう。距離を置いてからまた元の関係に戻れたけど、やはりオンオフの切り替えは大切だ。
あとなるべく同性同士がいいと思う。
シャワー浴びた後パンツいっちょで出ていけるしね。
家はリラックスしたいよねやっぱり

まぁ、なんだかんだいってルームシェア好きだ。来月また引越しする。次はどんな人かな。
それでは