😊TakeTrip in 🇦🇺😊 たけオーストラリアワーホリブログ

フィジー留学からオーストラリアワーホリ 誰かのためになればというブログ

仕事中に映画を見に行ってクビになった話

前回のブログで仕事辞め方について書いていて、色々振り返っているうちに1度、仕事中にがっつり2時間映画を見に行ってクビになったことを思い出した。
その時の話を教訓を交えてしたい。

①どんな仕事だったか
あれは25歳の時だった。
その頃、僕は知り合いの紹介で実演販売のバイトをしていた。

週末に郊外の大きなショッピングセンターにいき、お掃除用品やカミソリなどを歩いているお客さんに実演して見せたり実際に試してもらって買ってもらう、という仕事内容だった。
②始めた当初は順調だった
歩いているお客さんを足止めして興味を持ってもらい購入してもらう。難しそうでこれは実に難しい。が、僕に元来備わっていた人によく道を聞かれたりする威圧感のなさがいい方に行き
はじめて1ヶ月くらいすると、なんだか不思議とポンポン売れるようになっていた。
そして数字が出ると上司に褒められたり、やりがいも感じて充実していた。
③あることに気づく
数ヶ月後、仕事に慣れてきたころ、あることに気づく。「ほかの棚にもっと安くて質のいい商品がある」
それでも仕事だから宣伝を依頼されてる商品をうる。なんだかもやもやしてきた。
そんなときにある年配の女性のお客様に対応していたらこんなことを言われた。
「お兄ちゃんがんばってるから買ってあげるわ」
④酷く心がいたんだ
優しいお客さんの一言に酷く揺れ動いた。
「おれ、人を騙しているんじゃないか、、」
もちろん仕事を受けた以上
自社の製品を推すのは当然。だけど、
「違うんだおばあちゃん。こっちのがいいんだ。。」と言えなかった。
⑤そのまま休憩へ
その後も暫くもやもやしたまま1時間の休憩へ。食事を済ませたあと持ち場に戻ろうとしたら帰り道に映画館があった。ぼんやりと看板を眺めていた。
⑥気づいたら映画を見ていた
本当に気づいたらポップコーンを食べながら映画をみていた。
⑦映画はすごく面白かった。
007のシリーズ最新作。アクションシーンでドキドキしているのか仕事をサボってしまいドキドキしているのかよくわからなかったが興奮した。
無人の販売ブース

「実演販売 開催中」という旗だけたっている
無人のブース。
当然立ち止まる人はいない。

⑨我に帰る、そして怒られる。

映画が終わってふとわれにかえると
やばい、となった。
もどるにもどれず 仕事の終了時間に戻り、ブースの片付けをしてそそくさと帰ろうと思った。
そしたらお店の責任者の人に見つかり 何をしていたんだ、と激怒される。僕は起死回生
「責任を取って、、
死にます!!」と思いっきり言ってみた。が「いや、そういう話じゃないでしょ」と状況は変わらず後日上司と一緒に菓子折りをもって謝りに行った。その後クビになった。

⑩学んだこと

仕事を辞めることになったものの
一緒に頭を下げてくれた上司は怒るでもなく「精神状態が心配だ」とその後たくさんフォローしてくれて本当に申し訳なくなった。

本当に全て自分の甘さが原因だが、それでもやはり「自分に嘘をついて生きたくない」と感じた。

その後好きなものを売ろうと思いつけ麺屋で働いた後、またなんやかんやあって
好きなことしようと、
オーストラリアで旅をしている。

逃げかもしれない、ただ、今はストレスはない。楽しいと感じることも、増えた。

Take,